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Tele-log 新庄村

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ヒメノモチで作るひめのもち~新庄村の食(もち)①

新庄に来て随分経つが、初めて新庄のお餅を食べたのはいつだろうか。今のようにお店に行けば買える時代ではなかった。でも、初めて食べた時、「おいしい」と思ったのは確かだ。県南で育った私は、お正月には雑煮を食べてはいたが3日もするともうお餅はいらなかった。新庄に来て家庭に入って食べるお餅は何ともいえずおいしかった。なんと言ってもお雑煮が一番。

我が家の餅の食べ方
我が家の雑煮はこんなもの。煮干し出しにとうふ・ねぎを入れ醤油て味を付けて汁は完成。今でこそ少しは何か入れようと、大根と油揚げを付け加える程度。元日にはハマグリも入れていたが今は高嶺の花。お餅をゆでて浮き上がり、やわらかくなったのを確認して、器に入れる。そこへ汁をそそぐ。かつお節ともみ海苔、とろろを自分でかけて出来上がり。私はかつお節がしかりかかったのが好きだ。

焼き餅もおいしい。以前はおやつ代わりによく食べていたが最近はあまり食べない。焼いたお餅に醤油をかけて食べるととてもおいしい。子どもの頃は「焼き餅は砂糖醤油で食べるもの」と思っていた。醤油だけで食べてみて欲しい。なんで砂糖なぞ入れるのか?お餅だけで十分甘みがあっておいしいのに。

ひめのもちのいわれ
「ひめのもち」これが「ヒメノモチ・・もち米の品種」と知ったのはいつ頃だったろう。どうせならもっと違う名前を付けておけば迷われなかったのにというのは後の祭り。
新庄にヒメノモチを導入するに当たり、当時の村長や、普及所の所長さんが随分力を入れられたと聞く。所長さんは新庄にヒメノモチが適しているか育てながら調べていかれたそうだ。今、ひめのもちがあるのは当時新庄にヒメノモチをと力を尽くされた方たちのおかげだと思う。何も知らずに「おいしい」といいながら食べていたけれどね。

今でこそお餅の種類も増え、時期を問わず手に入るようになった。お餅の味は地域によって随分違う。県南までヒメノモチを作っている。でも、水の温度や気温でお餅の味は変わってくる。気温が低く、旭川源流の新庄ならではのひめのもちだと思う。

 

ライター かこばぁば

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