かこばあばの草木で染める
カテゴリー: 暮らし
草木染にいつの間にかはまって、そめたい材料が見つかったら染める。身近にある草木がほとんど。もちろん、台所で染めることのできそうなものに限って。
びわの葉はどんな色に?
今、びわの葉染めをしている。
頼んでもらった県南のびわの葉っぱ。
新庄にもあるが、私は寒くて育たないと聞いていたので植えていない。びわの葉は薬用としても使える。染めにして体につけることでなにがしかの効果があるらしい。
そんなことより色。どうやって染めるかわからないので、以前一度だけ染めたことがある。その時オレンジ系のきれいな色が出た。適当に染めたので、染め方を調べ直した。
媒染材として椿の灰汁がよいようだ。知り合いの旦那が夏に椿を剪定したからと枝を沢山くれたので乾かしておいたから、灰を作り灰汁をとった。
木綿の布も豆乳につけて乾燥させた。木綿は毛や絹と違って、たんぱく質でできていないので、豆乳につけ蛋白質をつけて染めやすくする。準備万端。
以前に別のものを染めたとき、染液を煮出した時に出たあくを十分取り除かずに染めたら、あくで布が黒ずみ汚くなってしまったので、今回は丁寧に取り除いた。
1番液も2番液も1時間煮て取った。
布を入れて20分煮る。私の調べた方法では冷める間に色が入るとのこと。そうかなあ?と半信半疑。
1回目では汚い茶色系染に染まっている。
でも待ってみるしかない。
翌日見るとおやおや、少しオレンジ系になっている。
ここで沸騰させてまた20分煮た。
翌日まで放置。かなりきれいなオレンジ系の色に染まっている。
もういいかな?と端を洗ってみたら色が落ちて薄くなったので、もう1回繰り返した。これで完了。
色落ちしなくなるまで水洗いして陰干しをして蒸気アイロンをかけて終了。
2番液で染めたものは、1番液で染めたものより薄く明るい。微妙な色の違いがあった。出来上がったものを見ると、ムラができていたり模様がうまくできなかったり不満な部分は多いがまあ、こんなものかな?
よしよし。
草木染めに出会ったのは何時のことか?友人が誘ってくれてインディゴで染めたのが初めて。その後、たで藍を作った人がいるから行って一緒に染めようと誘われて行った。
その頃は草木染めなんて面倒だし、どこが面白いのかわからないなどと思っていた。何がきっかけだったか忘れたが、台所で染めることができるかもと染めてみた。何だったのかなあ?それから、ボチボチ始め、ヨモギなどは10番液まで取れると書いてあったので10番液までを、何度も取った。ヨモギの緑が出したい。10番液までの間できっと出せるはずと信じて。記録をとらないから手元に残っていないのが1番残念かも。
せっかく染めても、裁縫の腕がないから染めた布が変身をしない。どんなにかならないかなあ?他のものに変身させることができたらもっと面白いのに。何か簡単に作ることのできるよいものはないかなあ?
ライター かこばぁば
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