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Tele-log 新庄村

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雪の野山を歩く法・・ノルディックスキー・スノーシュー・かんじき~新庄村の冬の過ごし方①

新庄の冬は雪との戦いだ。夕方には何もなかったのに、朝起きたら30㎝も雪が積もっているということもある。天気予報は見逃せない。油断しているとすっかり予定が狂ってしまうことになりかねない。
でも、朝こんなに積もった雪を見ると、もう気持ちは外へ外へと向いてしまう。ノルディックスキーをはいて田んぼを下っていく。
ノルディックスキーはエッジが無く直進はしやすいが思うようには曲がれない。踵が固定されないので切り返しながら思うように曲がっていけばよいが私の場合はそうはいかない。登りはよいが下りは大変だ。以前、同僚が職場にノルディックスキーを持って来て広場で楽しそうに滑っているのを見た。ぜひ私もやってみたいと思ったが言い出せなかった。職場が変わり蒜山になった。同僚で持っている人がいたので紹介してもらって購入した。持ってはいてもなかなか日の目を見なかった。仕事を辞め時間が自由になったので今日こそはと引っ張り出してみた。
穏やかに下っているので、なんとなく滑りやすい。息子の所に着いたら、嫁が驚いたよう。ちょっと目立ちすぎるので、次はスノーシュー(西洋かんじき)で出掛けた。次にかんじき作りの講習に行ってかんじきを手に入れた。家でも作ってみた。何とか作れたが、履き方が今一わからない。昔、山仕事をしていた知り合いに履き方を伝授してもらったが、上手く結べない。これも周りの目が気になり今は止めている。 しかし新庄は雪深い所、是非新庄でなら楽しめるスノーシューや、かんじき、ノルディックスキーで外へ出かけてみることを勧めたい。我が子が小学生の頃にはノルディックスキーを借りて野山を歩いたことを懐かしく思い出す。山道を歩いてストックに着いた雪をトンと押すと低い方へ転がっていく。雪はくるくる回りながらどんどん大きくなっていく。そして大きなバームクーヘンが出来上がる。面白いから何度も何度も転がしてみる。誰のが一番大きいか競争になる。飽きることなく何度も何度も繰り返す。

 

これも昔の話だが、朝早くノルディックで散策していた時に男の子が胸のポケットから大事そうに出して見せてくれたのは小さな氷の玉。よく見ると野うさぎのウンチ。氷の玉になっていたのを見つけてお母さんに見せてあげようと胸のポケットに入れたのだそうだ。子どもたちが少し大きくなってついて来なくなったら 大人たちでスノーシューツアーを行った。真冬のとても凍み込んだ朝、谷間に入り、そこから大山の見える草原まで行ってみようという計画。道半ばの湿地あたりまで入ると周りは開けてきて先まで見通せるようになる。
普段は歩けない湿地のど真ん中を通って行く。

 

抜けるような青空と、光をはねかえす真っ白な大地、そして私たちの足音だけがそこにある。随分歩いて大山の見える辺りにたどり着いた。ふっと空を見上げると飛行機雲が目に飛び込んできた。

 

二昔、一昔、今と農業の機械化によって冬の過ごし方は随分変わってきた。余暇に時間を割くことができるようになった。どうあれ、心豊かに毎日を送りたいのだが。

 

ライター かこばぁば

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