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今、三原がおもしろい♪(3)新しい変化編

今年3月には北公民館でフィルム映画上映会が開催された。公民館の一室に突如大型スクリーンとフィルム映画が登場し、お年寄りから子どもまで多くの人が集まりにぎわった、午前中には子ども向けにキン肉マン、昼ご飯も提供され、炊き込みご飯に豚汁のセットが300円、午後も懐かしいフィルム映画が続いた。 私は子連れでコーヒーを飲みながら地元のおばあちゃん達と話しながらのんびり過ごし、お腹いっぱいになって公民館を後にした。

1.子育てママさんスタッフ

北公民館に人が集まりやすいのは、スタッフさんにも理由がある気がする。現在、北公民館にいるのは子育て真っ最中のお母さんたち。公民館の玄関を入ってすぐ事務所があり、大友葉子さんと柴原かんなさんという2人の女性が笑顔で迎えてくれる。明るく優しい印象の女性たちだ。私が公民館を訪れると必ず声をかけ、子どもがいるとベビーチェアやおもちゃを持ってきてくれる。その様子は誰がきても良いんだというメッセージのようだ。きっと公民館を訪れる人たちはその雰囲気を感じるのではないだろうか。

2.UIターンの増加

実は大友さんや柴原さんのような子育て世代のIターンが三原地域に増えている。町が建設した若者向けの住宅に子育て世代が入居し急激に増えたのだが、実はそこだけでなく自ら家を借りたり購入したりして住んでいる家族がいる。そのため北公民館の利用者に子連れが増えたので役場と相談しキッズスペースも設置された。このキッズスペースは先日開催した映画祭やスープの日などで早速活躍している。子どもゴロンとさせたり遊ばせたりできる場になっている。小さな子どものいる家族はキッズスペースがあると本当に助かる。

3.小溝さんファミリー

家を購入し移り住んだのが小溝一平さん家族だ。満員電車や渋滞の多い東京生活から「自然が好き。林業がしたい!」と移住してきた。夫婦の実家との距離や補助金、自然環境などを考慮し島根を選んだ。邑智郡森林組合での就職を考え、川本町の新築一戸建て「定住促進住宅」に惹かれ応募するも落選。しかし小溝さんは移住をあきらめなかった。逆に火がつき空き家バンクに登録のあった家を購入しリフォームすることを考え始める。実際に家を見ることを勧められ現地を訪れると地元の人が親切に案内してくれ、現在の家に決めた。

4.多様な人が集まる地域へ

小溝さんは移住して本当に良かったと語る。家が広く、子ども達はのびのびと遊んでいる。近所には羊や牛もいる。薪ストーブや対面キッチンなど、自分たちの好きなようにリフォームでき本当に良かった。土地が広く、畑や薪割の場所に困らない。里山の景色は美しく、田植えばやしなどの伝統行事も楽しめる。猪狩り、こんにゃくづくりなど地域活動も盛ん。人が少ないので、すぐ知り合いになれる。一人ひとりの役割、存在が大きい。裏山の整備や稲作など今後の楽しみも多い。

昨年、三原に移住した笹本阿和子さんデイビットさん夫婦も都会暮らしをより自然豊かな田舎が良いと移住。なかなか良い家が見つからず悩んだがデイビットさんは三原の自然と人が好きだからと、この地に住み続けることを決めた。最近、公民館の近くの一軒家に引っ越した。先日のコーヒーの日には家族で公民館へ。

このように北公民館は多くの人の憩いの場になっている。きっと三原にはこれからもいろいろな人たちが集まってくるだろう。

 

(三原3部作終わり ライターしー)

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