カワモトビト ①大久保 一則さん
私は、2016年の春に埼玉県から川本町へIターンしてきました。町の人から「この町の何が好きなん?」とよく聞かれます。
私は、川本の人が好きです。なぜなら、やさしい人、変わっている人、面白い人、人間が濃い人がこの町にはたくさんいるからです。そんな人たちに出会って、私は川本町に住み続けていきたいと思うようになりました。
この記事ではそんな川本町のおもしろい人を紹介していきます。
1本目は、大久保一則さんです。
〇川本の大久保さんって?
大久保さんは1986年生まれの32歳。彼を初めて見かけたのは2年前。大阪での仕事を辞めて川本町へ帰ってきたときでした。背筋をピンとし、笑顔ではきはきと話す大久保さん。今まで出会ったことのないあまりにもまぶしい、そのさわやかさに、私は「やばい人がくる」と思ったのを覚えています。そんな彼が川本へ戻りたい理由は「長男として家業を継ぎたい」「家族が大切だから戻りたい」という理由でした。
〇2つの役割
ほどなく、大久保さんは「川本町観光協会」で仕事をはじめます。町へ観光客に来てもらうためにプランを考える仕事です。川本に咲いている「イズモコバイモ」の鑑賞ツアーの案内、江の川を活かしたアクティビティの考案、町外へ町のPRをするなど多岐にわたります。
あわせて、地域団体「まちごとキャンパスネット」の代表にもなります。町の人が楽しむ企画の考案、廃線後の駅を活用したイベントを運営するなど。
町の役に立てることを探しながら、日々活動をしています。
〇「とりあえずやってみよう」が「本気」に
実は、私もまちごとキャンパスネットに入っています。活動をともにしていく中で大久保さんの印象が変わっていきました。
仲間から新しい企画が提案されると大久保さんは決まって「とりあえずやってみよう」と言います。「成功するか、失敗するかはわからないけど、やってみなければ何も変わらない」。そんな言葉に私自身も何度となく勇気をもらっています。
はじめは「とりあえず」と始まったことも「町の人が喜んでくれたから」と次第に熱を帯び本気になっていくのです。
〇家族愛から地域愛へ
はじめは家族のことが好き、生まれ育った町が好きという気持ちだった大久保さん。「この町のためにできることをしていきたい」と地域への愛が深まっていく姿を感じます。それに巻き込まれていく町の人たち。
さらに「仕事や進学で町を出ていった人が再び川本へ戻って来たくなるような町にしていきたい」という思いがあります。
まちごとキャンパスネットが携わるイベントも3月31日に開催。三江線廃線から一年。駅舎を活用したイベントです。ぜひ、遊びにおこしくださいm(__)m♪
ライター 濱崎麻弥
“カワモトビト ①大久保 一則さん”への 2 件のコメント
タタノヒロトさんより:
読ませていただきました。
川本の魅力のある人の紹介をやってみたいと思っていました。
一緒にできたらいいなあと勝手に思っています。
魅力のある人を紹介することは、きっと川本の魅力を発信することにつながります。
しょうこさんより:
川本にはこんなにすてきな人が他にもたくさんいらっしゃいますね。すばらしい場所です。もっとたくさんの人に知ってもらいたいと思います。
ぜひ、生徒に川本町のすてきな人を知ってもらい、つながってほしいなと感じました。