花火大会も、夏祭りもない夏が始まる
カテゴリー: 暮らし

《今年の夏は想像できない》
今日から7月が幕開けですね。
そういえば、梅雨明けはしたのでしょうか。
湿度が高すぎて、漆作業がやり辛い今日この頃です。
漆芸には向いていない時期なので、制作だけでなく、他の雑務にも力を入れられるこの季節。
今月も駆け抜けて邁進していきたいと思っています!
(写真:ご近所の方からいただいたお花と、昔制作した花器)
《7月の目標》
7月の目標は、週に1日なにもしない休日を組み込むことです。
詰め込みすぎて視野が狭くなってきたので、脳と体を休めてイノベーションできるようにしたいです。
後、最近のメンタルは武士モードです。
大切なプレゼンを控えていて、ピリピリとした緊張感で日々準備しています。
元々、ネガティブ思考なので失敗したときのことを色々とシミュレーションして、あーでもない、こーでもないを自問自答してます。
もちろん、目指す道はポジティブルートですが、ネガティブルートになってしまっても、臨機応変に対応できるようにできる準備はしておきたいのです。
リスクを取らなければできないことをするからには、一つでも多くの失敗パターンのシミュレーションが必要になります。
考えなしで挑戦できるような、潔くてかっこいい性格ではないのです。
それも、今回のプレゼンのことは、20歳からずっとずっと目指していた目標の一つです。
私は、「ウサギと亀」でいえば、完全に亀です。
《リスク回避を念入りにシミュレート》
童話の「ウサギと亀」の話はご存知でしょうか。
イソップ寓話の話ある時、ウサギに歩みの鈍さをバカにされたカメは、山のふもとまでかけっこの勝負を挑んだ。
かけっこを始めると予想通りウサギはどんどん先へ行き、とうとうカメが見えなくなってしまった。
ウサギは少しカメを待とうと余裕綽々で居眠りを始めた。
その間にカメは着実に進み、ウサギが目を覚ましたとき見たものは、山のふもとのゴールで大喜びをするカメの姿であった。
教訓
過信(自信過剰)して思い上がり油断をすると物事を逃してしまう。
また、能力が弱く、歩みが遅くとも、脇道にそれず、着実に真っ直ぐ進むことで、最終的に大きな成果を得ることができる。
この話で、亀はハッピーエンドを迎えています。
しかし、現実世界でのウサギと呼ばれる天才達は、居眠りなんてしません。
ものづくり業界で、居眠りをして手を抜いているウサギを見たことがありません。
私は亀です。
どうしたら、居眠りしないウサギに追いつけるのでしょうか。
《ウサギと亀》
亀の弱みは遅いことです。
ウサギに速さで勝とうとしている時点で、9割負けが決まっていました。
亀が挑むべきことは、ウサギの得意分野で勝負しないことなのです。
「もしかしたら、ウサギに追いつけるかも!」
などという奇跡は信じません。
凡人はウサギができない分野を自己研鑽するしかないのです。
私は、亀であるがゆえに、10年以上かかってもまだまだスタート地点にいます。
その代わり、ウサギたちがやりたがらない泥臭い分野を積み上げてきました。
諦めそうになったあの日の私が見ています。
昨日までの私が見ています。
諦めないでよかったと日々思えるように。
助走をずいぶんと長く取りました。
7月、笑えるように頑張っていきます!
(写真:現在制作中)
いつも応援していただき、誠にありがとうございます。
とても励みになっております。
小林紗友里
〔1990年東京生まれ、埼玉県育ち/川本町地域おこし協力隊/陶と漆と釉、美術作家/
2021年冬の展示会に向けて、日々制作中。〕
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