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Tele-log かわもと

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屋根裏の同居者

私はつい最近(2019年7月)に埼玉県から島根県川本町へIターンで移住してきた。

見渡す限りに広がる山々、森の香り。名前も知らない虫たち。

毎日が新鮮で驚きと感動の連続だ。

8月に入って川本町も猛暑日が続いている。

引っ越した我が家も、もちろんエアコンと扇風機はフル稼働している。

テレビ番組では涼を求めて怖い話などが特集されたりする時期だが、今回はそんなひやっとするような、屋根裏に潜む同居者とのお話をしよう。

今住んでいる家は築60年を超える木造二階建てだ。

漆喰の壁にノスタルジックな木の扉は風情があって歴史を感じる。

家の真裏には木々が生い茂った大きな崖山がそびえ立っている。

外灯が少ないので日が落ちると、窓という窓に愉快な仲間達が灯りを求めてやってくる。

ヤモリを見つめるのがもっぱらのマイブームだ。埼玉県では味わえない体験の宝庫、まさに愉快な家である。

だがしかし、毎日深夜になると我が家の屋根裏に潜む同居者が暴れ出す。

深夜0時ごろ。ウトウトとしているとドタバタと歩く足音がキッチンの天井から響く。

引っ越してから1週間位は恐怖で絶叫の毎日が続いた。近頃は、せっかく眠れそうだったのに、と苛立つ余裕が生まれてきた。私は少しずつだがこの環境に適応しているのだろう。

屋根裏事情に無知な私は、周囲に助けを求めた。

すると、屋根裏の同居者の候補として挙がったのはムササビやアライグマなどの足音が比較的大きい動物なのではないかとの推測だった。

アライグマやムササビならば、可愛いなと安堵した。

しかし、真夜中の足音はうるさいし天井から糞や尿がしみ出してきているのは困りものだ。

こういった害獣被害について調べてみると放置することは大変危険だということがわかった。

ため糞が原因で天井が抜け落ちたり、悪臭、騒音、糞尿からウイルスや寄生虫による健康被害、害獣の死骸が屋根裏に放置されていればそこからカビやダニの繁殖に繋がる。

放置することは非常に深刻な事態を招くようだ。

個人でできる対策としては、物音がしたら棒などで天井を叩いて大きな音を出したり、獣除け線香を焚くこと。動物にとって居心地が悪い環境にして住み着かれないようにすることを心がけることだ。

しかしそれでも住み着かれてしまうようであれば専門の業者に頼むことだ。進入経路を塞いだり、糞尿や死骸の始末はプロの方にお任せしたほうが安心だからだ。

今夜も我が家には同居者がやって来るだろう。

この付き合いはもうしばらく続きそうだ。

 

ペンネーム とうすかん

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