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Tele-log かわもと

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都会では体験できない、田舎で作る味噌づくりの楽しさ

冬になると必ず参加するイベントがあります。それは、三原で採れた青大豆を使った味噌づくり体験です。小さい子供も連れていけるので、毎年家族で参加しています。昔から興味はありつつも、なかなか手を出せずにいた味噌づくりですが、参加者の皆さんと一緒に作ることによって、楽しみながら作ることができます。

また、子供は味噌が何からできているのか?や、麹の匂い、ミンチにされた大豆の感触、五感すべてを使って体感できる味噌づくりは自然と食育を学ぶことができるイベントだと思います。

 

私たちが味噌を仕込んでいる間、奥の調理場では地元のお母さん方がお昼の準備を手際よく作っておられます。私は正直、味噌よりもここで出されるご飯が食べたくて参加してるところがあります。それほど、ここで食べるご飯はおいしいのです。なぜなら、米、野菜、肉、豆、食材のすべてがここ、三原で採れたものを使い、どれも新鮮。素朴ながらも、素材の良さを生かした心のこもった温かい料理は、都会では味わうことのできない美味しさです。

一年で一番寒い時期に仕込む「寒仕込み」

おなかも満たされた午後、部屋の中は熱気で温かいですが、外は雪が舞う凍てつく寒さ。この寒い時期に仕込むことを「寒仕込み」といい、昔から味噌やしょうゆ、酒などの発酵食品は冬に作ると美味しいといわれてきました。その理由には、夏場よりも雑菌の繁殖が抑えることができ、ゆっくりと時間をかけて醗酵する事によって、うまみを引き出すことができる。また、秋に収穫した新鮮な豆や米を使うことができるということから冬に仕込むのが適しているそうです。

これが本当の手前みそ

仕込んだ味噌は半年醗酵させ、ようやく秋ごろに食べることができます。味噌樽を開ける瞬間は、毎回不安でしかありませんが、味噌汁となって食卓に並んだ時は、なんとも言えない達成感に満たされます。普段味噌汁を好まない娘も、「自分が仕込んだ味噌」というのは特別なようで、自ら箸を進めます。「去年と比べて今年はどう?」など、半年待った味噌の感想を言い合うのも楽しみの一つ。味噌汁をいただく度に食材への感謝の気持ちや、ありがたみを再確認することができます。

 

ライター mame

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