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Tele-log 新庄村

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今年は特に主役のがいせん桜に会いに来てほしい!~新庄村のがいせん桜②

今年は特に、主役のがいせん桜に会いに来てほしいんですよ。

昨秋から冬の間に、がいせん桜通りの土壌改良工事を終えました。
栄養状態が悪かったため、がいせん桜の根元を掘り起こして、土を丸ごと入れ替えたのです。
樹木医の先生によると、その工事で根が切断されたりしたところもあるので、
1年ほどは後遺症もあるかもしれないとのことでした。
だから、痩せた土地で100年以上も踏ん張ってきたけなげながいせん桜にエールを送りに来てほしいんです。
最近の研究によると、木は「聴こえている」ことが判明しているそうなので、声をかけにきてください。
来年に向けて立派な花を咲かしてくれるようみんなで温かく見守っていく気持ちになって、がいせん桜を愛でる楽しみが1つ増えました。

毎年4月の第3日曜日がは、新庄村がもっとも華やぐ「がいせん桜まつり」の日です。
4月が月曜日スタートになると、第3日曜日は21日。
1日が日曜日で始まると、まつりは15日と最も早い日程となります。
この差6日間。今年の祭りは周知の通り、第3日曜日は15日となっているのですが…。
4月になると、新庄村民が胸をドキドキさせながら、桜のつぼみとにらめっこする風景が繰り広げられます。

いつもなら、祭り当日に桜が間に合うか?
という心配の声が聞こえてくるのですが、今年は様子が違います。
15日まで桜が持ってくれるでしょうか?

岡山市では3月25日に開花しましたし、28日に出された旭川沿いの桜の満開宣言は去年と比べて10日も早いということです。(岡山県観測史上最速。)
すでにがいせん桜通りの「開花予想木」はつぼみがふくらみ始めています。

年によっては、祭り当日に桜が間に合わなかったり、
咲いた桜の上に雪化粧がこんもりと乗っかっていたり、
桜吹雪が舞い散り道路が淡いピンク色で敷き詰められていたり、
葉桜の出で立ちであったりといろいろな表情を見せるがいせん桜。

このところ3年間の祭りの日と、桜の様子を振り返ってみると…。

2015年4月19日。
この年は三寒四温をもろに受け、がいせん桜の咲き加減は木によってまちまちだった記憶があります。
写真を引っ張り出してくると、新庄川沿いのしだれ桜が見頃でした。
つまり、がいせん桜は時期外れ。

 

2016年4月17日。
完全に散った後でした。
道路に申し訳なさそうに桜の花びらがわずかに残っていました。
息子の入学式が11日でした。
新しいランドセルを背負って満開の桜並木を歩いたことを思い出します。

2017年4月16日。
確か祭り当日朝に1分咲き程度でしたが、日中の陽気で一気に満開を迎えました。
こんな具合に季節によってバラバラ。

 

しかし、今年は確実に早そうです。
15日には桜はたぶん散った後です。
観光客の皆さんは新庄村の桜の開花状況をよくご存じで、満開の頃にやってこられます。
訪ねると、村のSNSやライブ画像を見て情報を集めているとのことです。
だから、お祭り当日は人出が少なめかなと予想しています。
正直寂しい気持ちがします。

たとえ祭り当日に桜が一輪も残ってなくても見所はあります。
通りを一本入って川沿いを散策すると、しだれ桜が見事な姿を見せてくれますし、 もししだれ桜すら早く咲いて散ってしまっていても、
川の土手には芝桜がピンク色に萌えています。
誰が考えたのか、季節がどんな具合でやってきても、いずれかの桜があなたをお迎えしてくれるようになっていますから。

 

ライター たかきーと

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